Rane DJ Twelve は、壊れやすい針やスキップするトーンアームの煩わしさのない、シンプルで純粋かつパワフルなモーター駆動式DJコントロールシステムです。オールメタルボディのTwelveは頑丈な造りで、まさに実戦仕様です。本記事では、Rane DJ Twelveの機能に関するよくある質問にお答えします。

よくある質問

• Rane DJ TWELVEを使用するにはどのバージョンのSerato DJが必要ですか？
• Rane DJ TWELVEを他のミキサーやコントローラーと併用できますか？
• Rane DJ TWELVEとターンテーブル＋DVSの使用では何が異なりますか？
• Rane DJ TWELVEのビニール盤とスリップマットは交換可能ですか？
• ビニール盤を取り付けると反っているように見えますが、これは正常ですか？
• バックスピンの抵抗が強すぎます。調整できますか？
• 同時に接続できるRane DJ TWELVEの台数は？
• Rane DJ TWELVEにオーディオ出力端子や入力端子はありますか？
• Rane DJ TWELVEは他のDJソフトウェアと互換性がありますか？
• Rane DJ TWELVEで曲の開始/終了時間を調整する方法は？
• Rane DJ TWELVEのタッチストリップは何に使用しますか？
• Rane DJ TWELVEのモータートルクは調整できますか？
• デッキボタンが点滅しているのはなぜですか？
• TWELVEを間違ったデッキに割り当ててしまいました。切り替える方法は？
• TWELVEでパワーダウン効果を出せますか？
• Rane DJ TWELVEの寸法と重量は？
• ピッチフェーダーが上部に配置されているのはなぜですか？
• ピッチフェーダーのキャリブレーション方法は？

Rane DJ TWELVEを使用するにはどのバージョンのSerato DJが必要ですか？

Rane DJ Twelve を使用するには、Serato DJ Pro 2.0 以降と、Serato DJ Pro 対応の十分なチャンネル数を持つミキサーまたはコントローラーが必要です。

Rane DJ TWELVEを他のミキサーやコントローラーと併用できますか？

Rane DJ Twelve は、既存の Serato DJ Pro セットアップを強化する公式 Serato DJ Pro アクセサリです。Twelveは、十分なチャンネルを備えたSerato DJ Pro対応デバイス（ミキサーまたはコントローラー）と接続可能です。

Rane DJ TWELVEとターンテーブル＋DVSの使用では何が異なりますか？

Rane DJ Twelveは、スタイラス/トーンアームを介して送信されるタイムコード信号とは異なり、安定したMIDIデータストリームを使用してSeratoを制御します。これにより、クラブ環境における重低音やノイズによるフィードバックや針飛びの影響を受けません。音量を上げても、信号が強く途切れないことを確信できます。

Rane DJ TWELVEのビニール盤とスリップマットは交換可能ですか？

はい。ユーザー自身で交換・カスタマイズが可能です。改造したレコード盤にスピンドルロックアダプターを取り付けることで実現します。新しいレコード盤には、プラッターに取り付けるために3つの穴（6mm）を開ける必要があります。付属のレコード盤を参考としてください。レコード盤を固定しスピンドルに接続する45回転アダプターを取り外し/再装着するための2mm六角レンチが同梱されています。 

ビニール盤を取り付けると反っているように見えますが、これは正常ですか？

これは通常、レコード盤が正しく取り付けられていないことを示しています。45回転アダプターの2mm六角ネジは、レコードがスピンドルと共に回転できるよう、スピンドルの溝と正確に合わせる必要があります。正しく位置合わせされていない場合、レコードが歪んで見える、または曲がって見える可能性があり、ソフトウェアを適切に制御できない場合があります。

レコード盤の取り付け手順の詳細については、以下の動画をご覧ください：

• Rane DJ TWELVE｜コントロールディスクの組み立てとテンションの調整

バックスピンの抵抗が強すぎます。調整できますか？

標準的なターンテーブルと同様にスリップマットを交換する以外に、TWELVEではレコード設置時に圧力を加減するだけでレコードの感触を制御できます。

レコードの取り付けとテンション調整の完全な手順については、以下の動画をご覧ください：

• Rane DJ TWELVE｜コントロールディスクの組み立てとテンションの調整

同時に接続できるRane DJ TWELVEの台数は？

4チャンネルミキサーとSerato DJ Pro対応デバイスを使用し、コンピューターに4つの空きUSBポートがある場合、最大4台のTwelveを接続できます。Rane DJ Seventy-Twoなどの2チャンネルミキサーを使用する場合、接続できるTwelveコントローラーは2台のみとなり、選択可能なチャンネルは最初の2チャンネルのみとなります。

Rane DJ TWELVEにオーディオ出力端子や入力端子はありますか？

いいえ。Twelveは完全MIDI対応のSeratoアクセサリです。オーディオ信号はSerato DJミキサー、インターフェース、またはコントローラー経由でルーティングされます。

Rane DJ TWELVEは他のDJソフトウェアと互換性がありますか？

Twelveは付属のSerato DJ Proソフトウェアとの最適な初期設定体験を実現するために開発・マッピングされています。ただし、Twelveのハードウェアコントロールはコンピューター上で汎用MIDIデバイスとして認識されるため、ユーザーまたは開発者作成のカスタムマッピングをサポートする他のDJアプリケーションにも独自にマッピング可能です。

注：Traktorは現在モーター駆動ターンテーブルをサポートしていません。

Rane DJ TWELVEで再生の開始/停止の時間を調整する方法は？

再生開始と停止時間の調整はSerato DJ Proソフトウェア内で調整可能です。

Rane DJ TWELVEのタッチストリップは何に使用しますか？

タッチストリップは仮想の針落としコントロールであり、ストリップ上の特定箇所を指で指すだけでトラック内を簡単に検索できます。Twelveのタッチストリップは8つのホットキュートリガーとしても機能し、特定のキューを追加・削除する能力を備えています。

Rane DJ TWELVEのモータートルクは調整できますか？

はい。Twelveの背面には「HIGH」と「LOW」設定のトルクモータースイッチがあります。HIGH設定では、プラッターは「現代的な」ターンテーブルの重く力強い感触になります。LOW設定では、軽やかで優雅な「クラシックな」ターンテーブルの感触になります。

デッキボタンが点滅しているのはなぜですか？

Twelveのデッキセレクトボタンは、Serato内でデッキへの割り当て待ち状態になると点滅します。Twelveのデッキセレクトボタンを押して、デッキに割り当ててください。

デッキの可用性（2デッキまたは4デッキ）は使用するミキサーに依存します。例えば、RANE Seventy-Twoは最大2デッキ、RANE Sixty-Fourは最大4デッキをホスト可能です。4デッキミキサー使用時、1台のTwelveはターンテーブルのデッキボタン操作により4デッキのいずれにも割り当てられます。

TWELVEを間違ったデッキに割り当ててしまいました。切り替える方法は？

Twelveをデッキに割り当てた後、接続されたいずれかのTwelveのデッキ選択ボタンを約3～5秒間押し続けることで切り替え可能です。ボタンが点滅し始め、接続された全てのTwelveコントローラーが再割り当て可能な状態になります。

別のTwelveが既にそのデッキに割り当てられている場合、そのコントローラーを別のデッキに割り当て直す必要があります。そうすることで、そのデッキを別のTwelveが選択できるようになります。

TWELVEでパワーダウン効果を出せますか？

はい。TWELVEのターンテーブルは、モーターがオフの状態でもMIDIデータ送信を継続します。電源オフ効果を得るには、モーターの電源を切るだけで、ターンテーブル上で針が回転を止める効果を再現できます。

Rane DJ TWELVEの寸法と重量は？

寸法（幅 x 奥行 x 高さ）：

• 368 x 413 x 90 mm

重量：

• 9.3 kg

ピッチフェーダーが上部に配置されているのはなぜですか？

ピッチフェーダーを上に配置したのは、デフォルトレイアウトをクラシックな「バトルスタイル」位置にするためです。通常のターンテーブル（ピッチフェーダーが右側）では、DJはスクラッチ時にトーンアームが邪魔にならないよう、ピッチフェーダーとトーンアームが上になるまでターンテーブルを90度回転させていました。

従来のターンテーブル配置（ピッチ右・再生左）を好む場合、Twelveは性能を損なうことなくこの位置に回転させられます。

ピッチフェーダーのキャリブレーション方法は？

ピッチ範囲がフルに得られない場合や、ニュートラル（「0」位置）が中央にないことに気付いた場合、Rane TWELVEのピッチ範囲フェーダーをキャリブレーションできます。

1. 電源投入時に3つのピッチレンジボタンをすべて押し続けます。
2. タッチストリップ上に2つの赤色ランプが点灯します。
3. ピッチスライダーを最低のマイナス位置まで移動させ、次に最高のプラス位置まで移動させます。
4. 最後に中央の中立位置まで移動させます。
5. ピッチレンジボタン3つをもう一度同時に押すと、ピッチスライダーの中立「0」ランプが点滅します。
6. Twelveの電源を切り、通常通り再起動してください。